本とお菓子をこよなく愛するArimoです。
ごきげんよう。
本日は、東日本大震災より二年目の3月11日でございます。
未だ、各地に大きな傷跡を残したままの状態ですが、
震災犠牲者の方々のご冥福を改めてお祈り致します。
さて、昨日はお空がまっ黄色で、黄砂かな~
すごいな~と窓から眺め、外出を控えていたArimoです。
煙霧でしたね。
しかしながら、黄砂も煙霧も発生した場所が違うだけで
砂とか埃とかなんですよね。
明確な違いって何なんでしょう?
知っている方がいたら、コメントでも入れてください。
Arimoはソラジロウに聞きたいくらいです。
さてさて、先日久しぶりに本屋さんに行って
林真理子さんの小説を二冊買って、読んでみました♪
「下流の宴」
医者の娘で国立大学出身。夫早稲田卒。
「中流の上の方」という価値観に固執する専業主婦由美子が、
ニートの息子を持て余し、悩みながらも、
希望にすがりついて生きていく話。
だからといって、由美子が特別おかしい主婦ではない。
よくいる人。「さもありなん」な物語。
それにしても、息子のバカさ加減が非常に現代的で、
空恐ろしくなりましたよ。
「私のこと、好きだった?」
40代の女子アナを主人公に、未だバブルを
忘れられないあほぅで愚かな人たちを描いた作品。
自分勝手を棚に上げ、「運命」という言葉で
周囲の人たちを傷つけながら、自己中に突っ走る
主人公とその友人達のロマンティシズムに虫唾が走ること
間違いなしな作品。
解説は、勝手なArimoの感想なので、
あらすじを知りたい方は、Amazonとかで見てくださいね。
久しぶりの林真理子さん。
良かったです。
これは、Arimoの独特な価値観なのですが、
ほんと、どうでもいい、はっきり言って退屈な内容なのに、
こんなにも、怒り、納得し、時にはドキドキ、ハラハラさせる
小説を書ける方って真理子さんぐらいなのではないかと
思います。
内容がとっても日常的で斬新さがないのに、
これだけ読者の心を弄ぶことができるのは、
やはり、小説家の才能の深さを感じてしまいます。
昨今の小説を読むと、そもそもネタが非常に興味をそそるものが
多いです。
なんていうんでしょ。センセーショナルな内容で引っ張っていく作風というか。。。
もちろん、元ネタが興味深いというのも作家の才能だと思うのですが、
派手な内容に魅かれて読んでいるという感想が否めないです。
そんな中、平凡な内容だけど非凡な作風に出会えて、ちょっとうれしい
Arimoです。
ちなみに「下流の宴」は白百合女子大学図書館にも所蔵していますので
興味があったらどうぞ。
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